お問い合わせはTEL.06-6879-5111(代表)
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15
患者自身の血液を用いるため、同種血輸血(他人からもらう輸血)に伴う感染症や免疫反応などの副作用を回避できるメリットがあります。
場 所:輸血・細胞療法部 自己血・成分採血室(統合診療棟3階)
担当者:輸血・細胞療法部専任医師と看護師の2名
時 間:毎日 午後のみ
・全身状態が良好な輸血が必要と考えられる患者
・緊急を要しない待機手術であること
・まれな血液型や不規則抗体がある場合
・重度の貧血がないこと(原則としてHb11.0g/dl以上)
・患者が自己血輸血の利点を理解し協力できること
・年齢、体重には原則として制限はありません
・以下、適応できない基準
年齢、体重により判断いたします。
貯血は手術日から3日以上あけて行います。
2回以上行う場合は、5日以上間隔をあけて行います。
3.採血後の注意点
@採血後は十分な水分補給をして下さい。
A車の運転は危険ですので避けて下さい。
B血当日の入浴、シャワーは貧血による気分不良をおこす誘引となりますので避けて下さい。
C採血後から翌日にかけては倦怠感やめまいなどが起こることがありますので、激しい運動や労働は出来るだけ避けて下さい。
D採血後最初の排尿は座位で行って下さい。
E帰宅途中や帰宅後に冷汗、気分不良(遅発性VVR)などの症状が発生する場合があります。
(症状が発生した場合は横になり安静にすることで軽快しますが、安全面から付添い者同伴が好ましいです。)
4.その他注意事項
@採血前3日間は抜歯や歯の治療はしないようにしてください。
A採血前日および当日は、アルコールの摂取は控え、早めに就寝するようにして下さい。
B採血の際に血圧低下・嘔気・嘔吐などを伴う血管迷走神経反射(VVR)が起こる場合があり、処置が必要となる場合があります。
C貧血改善の目的で内服する鉄剤で、嘔気など副作用がみられることがあります。
D保存中のバック破損、細菌汚染により貯血した血液が使用不可となる場合があります。
E貯血量不足の場合は同種血輸血を併用することがあります。
F貯血した血液が過剰の場合は廃棄処分となります。
※自己血貯血に関する詳細については、診療科にお問い合わせください